会議で活用できるビジネススキル

対立しない!会議で相手の意見に感じ良く反論するコミュニケーション技術

コミュトレ編集部

 

「会議である程度意見を言えるものの、相手の発言に対して賛成できない…」

そんなご経験はないでしょうか。

しかし、はっきりと否定してしまうと会議の空気が悪くなってしまうこともありますよね。

 

そこで今回は、コミュトレのディスカッションスキルコースで取り扱っている内容を元に、「会議で、相手の意見に感情が反論する方法」をご紹介します。

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1.「部分的同調」で建設的に議論する

会議で相手の意見に反論する場合は、「部分的同調」を使って切り返すのがオススメです。

部分的同調とは、

「●●さんは~という観点でこの意見を言っていると思うので、この点については賛成です。」

といったように、一部分だけに限定して同意することを指します。

 

部分同調によって建設的に議論する例

コミュトレでは、受講メンバーが複数人で模擬会議を行うトレーニングがあります。
1グループあたり4~5人で、テーマについてディスカッションを行います。
各グループのトレーニングを見ても、議論が上手く進んでいるグループもあれば、議論がなかなか進まないグループもあります。
議論が進む進まない差も、今回の「部分的同調」が関わっていることが多くあります。
議論が上手く進んでいるグループはこの「部分的同調」を有効に使っています。
実際に誰かが意見を言ったことに対して、『たしかに、○○さんのおっしゃる意見もいいですね。私は少し違う観点で考えたのですが、~』と意見を肯定的に受け止めてから自分の意見を言っています。一方で、議論がなかなか進まないグループは、誰かが意見を言ったとしても、リアクションが薄かったり、「ほかに意見がある人いますか?」といった対応をしています。これでは、意見が言いづらい状況となります。
会議は、参加者からの発言を多くした方が良い話し合いになりやすいです。その参加者の発言を促進させる効果がこの「部分的同調」となります。

部分的同調を用いると、どんな効果が生まれるのでしょうか。

それは2つあります。

 

部分的同調の効果①:相手を否定せずに済む

皆さんも、「それは違うよ」と相手から否定されると、やはり人間ですから一瞬ムカッとしますよね(笑)

それは相手も同じです。そのため、一度でも相手を真っ向から否定すると、そのあとの議論が成立しにくくなります。

しかし、部分的同調を使うことで、相手の意見をやんわり受け止めることができます。

 

部分的同調の効果②:自分の意見を受け入れてもらいやすくなる

人間心理には、返報性の法則が働きます。いわゆる「やられたらやり返す」というものですね。

私たち人間は、自分を否定してくる人に対してはつい否定し返したくなります。

逆に、肯定してくれる人に対しては自分も肯定し返そうとします。

 

なので、会議で部分的同調を行って「受け入れてもらえた」と相手に感じてもらえると、相手もこちらの意見を受け入れようとします。

たとえば、相手の意見に対して懸念を示すとき、ストレートに

「ですが、効果という観点でいうとどうでしょう?」

と言うと、「否定してきた」と受け止められるおそれがありますよね。

 

一方で、

「●●さんは効率面という観点でおっしゃっていますよね。その点については賛成です。ちなみに、効果という観点でいうとどうでしょう」

と言うとどうでしょうか。

 

「たしかに、その観点も重要だよな」などと、相手にとって受け入れやすくなりますよね。

このように、返報性の法則を適用することで、周囲と対立することなく、建設的な議論が交わせるようになります。

ワンポイント

「返報性の法則」は心理学でよく聞くトピック。実はビジネスコミュニケーションと心理学は、密接な関係があります。

むやみにコミュニケーションテクニックを覚えるよりも、「なぜそれが効果的なのか」といった人間心理を押さえると、実践しやすくなります♪

 

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2.対立を上手に防ぐ!部分的同調の応用例

部分的同調は、会議に限らず日常の幅広いシーンで使えます。

 

例1:他人の愚痴を聴くとき

たまに、「○○さんってムカつくよね」と愚痴に遭遇することがありますよね。

全面的には同意できないし、かといって否定もできない…

こんなとき、対応に少し困りますよね。

 

このときも、すかさず

「●●さんの立場に立つと、その気持ちはわかりますよ」

と伝えてみましょう。

 

すると、(私はそうじゃないけどね)と一線を引いた同意ができるんです。

否定的なニュアンスを出さずに自分の中立的な立場を保てるので、愚痴を上手にかわすことができます。

 

例2:後輩の悩みを聴くとき

先輩社員ともなると、後輩の悩みを聴く機会も増えてきますよね。

そんなときに、悩みに対して「めちゃわかる」と全面的に共感すると、完全に後輩と同じ立場になってしまいます。すると、こちらの説得力が少し落ちてしまいますよね。

とはいっても、「それは違うよ」と切り返すと、冷たく突き放してしまう印象になりかねません。

 

こんなときも、

「自分も昔はそうだったよ(今はそうじゃないけどね)」

と言ってみましょう。

すると、後輩の気持ちに共感しつつも、先輩としての立場を守ることが出来ます。

 

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3.まとめ:部分的同調を上手に使いこなそう

今回は、「会議で、相手の意見に感じ良く反論する方法」をご紹介しました。

最後に、改めておさらいしましょう。

●懸念を示すときは、部分的同調を使って一部分だけ同意する●具体的には「~という点で考えると、たしかにその通りですね」というフレーズを使う

ぜひ使ってみてくださいね!

 

より詳しくは、コミトレのディスカッションスキルコースでもじっくり学べます。

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。

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