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ビジネススキル基礎

成功者にとっての「誠実さ」は、単なる人柄ではなかった。 

コミュトレ編集部

長年仕事をしていると、「この人は、仕事ができるんだろうな」と感じさせる人がいます。彼らは、ほぼ例外なく努力をしていました。私が20代だったころも、上司からよく「人よりも多くの成果を出すには、人よりも多く努力せよ」と言われました。

 

しかし、ここで疑問が1つ生じます。

 

一体、何をどうすることが、「努力する」ことなのでしょうか?

 

誰でも、ある物事に対して人並以上の時間や労力を投入すれば、それは間違いなく「努力」といえるでしょう。しかし、努力した結果、精神的にすり減ったり心が折れてしまう人が少なからずいます。なんだかもったいないですよね。

 

一方、努力によって大きな自信や強い充実感を得られる人や、大きな成果を継続的に出せる人など、いわば「成功者」と言える人は、ほぼ例外なく「周囲を味方につける努力」をしています。

 

そこで本記事は、「頑張りたいのに、頑張り方が分からない」方に対して、筋の良い努力の仕方を1つご紹介します。ご自身の努力の仕方を振り返るきっかけにしていただけると、嬉しいです。

 

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成功を導く「誠実さ」は、ただの人柄ではない

世の中には、権力や地位、財産、そして人からの愛情や尊敬という、およそ一般人が望むほぼ全てを手に入れている成功者がいます。

 

このようないわゆる「成功者」は、成功するためには「誠実さを磨こう」と述べています。

 

世界一の投資家であり「オマハの賢人」と言われる投資家・ウォーレン=バフェット氏は、成功する資質の一つとして「誠実さ」を挙げています。

率先する心や知能は皆持っているか、その中でもより成功する者が出てくる。そして、それを決定づける能力は持って生まれるのではなく、養われるものである。(略)それは、「誠実な心」である。

出典:世界一の投資家バフェット氏が教える「働き方」(youtube)

 

同様の答えは、パナソニック創設者の松下幸之助も述べています。

幸之助は、苦労する時にも誠実に苦労に取り組み、そのことで人々の心を動

かしていったのです。

誠意誠実以上に幸せに生きる道はありません。

「君、誠実が一番大切やな」

ある時ポツリと幸之助が言ったことを覚えています。

出典:木野親之氏 (2009)『松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日』コスモ教育出版

 

「誠実さが重要」という主張に、真っ向から反論する人はいないでしょう。

 

とはいえ、誠実さを単なる「人柄」だと思っている方が多くいます。実際、辞書で意味を調べると「まじめで真心がある様」とでてきます。誠実な人、などとよく言いますよね。

 

しかし、社会構造の観点で考えると、成功者が言う本当の誠実さとは、単に「人柄」だけを指すのではなく「周囲を味方につける能力」と言い換えられます。

 

周囲を味方につけることで、いかに成功へ近づくのか、次に見ていきましょう。

 

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周囲を味方につけて、飛躍したある若手社員の例

周囲を味方につけると、なぜ成果が出やすくなるのでしょうか。

 

ここでヒントになるのか「マタイ効果」です。

マタイ効果キリスト教聖書の一節に由来するもので、「持っている人はさらに与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる」という現象を指します。

マタイ効果は、まさしく人生やビジネスにおける好循環・悪循環を説明している表現といえます。

 

私が以前一緒に仕事していた後輩は、このマタイ効果をまさしく体現していました。

 

その後輩は、入社して2年も経たない若手社員でした。しかし、社運を賭けた商品開発プロジェクトにおいては、その最上流工程である「教科書作成」に、他の社員の誰よりも多くアサインされていました。また、部の収益構造を抜本的に変えるデジタルトランスフォーメーション(DX)プロジェクトでは、実行責任者の右腕として抜擢されたのです。

 

異例の活躍の場を与えられたその後輩は、何がすごかったのでしょうか。

 

入社当時の印象は「資料作成能力が高い人」でした。しかし、その社員の行動をよく観てみると、もともとの能力以上に周囲を味方にして、自ら好循環を作り出していたのです。

 

例えば、

・チームリーダーが忙しくて手をつけられていなかった、チームの業績管理表を率先して作成した・チームリーダーから感謝され、自己肯定感が上がった・チームミーティングの議事録も、「じゃあお願いね」と自然と依頼されるようになった・議事録を書いているので、前回の議論をよく覚えていたり、ミーティングの目的を踏まえた発言ができた・先輩社員やチームリーダーから感心された自己肯定感がさらに上がり、さらに積極的に資料作成・まとめ業務を依頼されるようになった・まとめ業務をこなし続けた結果、「この人に聞けば分かるかも」という評判が立つようになった

 

まとめると、

周囲が喜ぶ仕事をする>感謝され、自信がつく>さらに仕事をまかされる>その分野での能力が上がる>周囲が喜ぶ仕事をする>さらに感謝され、自信がつく

という好循環を作り出していました。

 

 

このように、周囲が味方になると、そうでない人に比べて、能力を伸ばす機会や感謝される機会がより一層与えられるのです。

だからこそ、自己肯定感が高まるばかりでなく、より大きな成果を出したり、抜擢され飛躍していったりすることができるのです。

 

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好循環を作り出す努力こそ、成功の近道

先に挙げた社員の例に限らず、社会や人間関係で生ずる現象にはほぼ全て、良くも悪くもマタイ効果が働いているといえるでしょう。

 

<好循環が働くマタイ効果の例>●売上が高い会社は、潤沢な資金を使って大々的に広告を打てるので、さらに売上が上がる●行列ができているお店には注目が集まるので、さらに行列ができる●仕事が速い人は仕事をどんどんさばくので、さらに仕事の依頼が舞い込む●普段から信頼している人には気軽に話しかけたり相談できたりするので、さらに信頼関係が強まる

<悪循環が働くマタイ効果の例>●借金の返済が滞ると、利息が追加されて返済額がさらに大きくなる●過疎地域だと仕事が少ないため、さらに人が出ていって過疎化してしまう●閑散としたお店にはお客さんが入らず、さらに閑散としてしまう●普段から心理的に距離がある人とは、雑談も相談もしにくいため、さらに距離が生まれる

 

このように、世の中の現象の多くはマタイ効果で説明できます。

 

一度好循環、ないしは悪循環に入ると慣性の法則が働くため、特に労力をかけなくても循環が強化されていきます。好循環が働くまでは多少の労力が必要ですが、いったん回りだせば、その後は非常に楽に結果を出せるのです。

 

したがって、最小限の努力で大きな成果を出そう、成功しようと思うのであれば、好循環に乗れるかどうかが大きな分かれ目になりますよね。

 

好循環を生む努力のポイントは、冒頭でもお伝えした通り「周囲を味方につけること」です。

そのため、世の中の成功者と言われる人はほぼ例外なく、周囲を味方につける能力を発揮しました。それが「誠実さ」という言葉に置き換えられているにすぎないのです。

 

よく、努力するためには「経験量を積もう」「勉強しよう」と言われます。しかし、どれだけ時間と労力を投入しても、周囲が味方につかない限り、その努力の効果は限定的となるでしょう。

 

限られた時間や労力を投入して努力するなら、ぜひ周囲を味方につけて、成功の近道を歩んでいってくださいね。

 

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まとめ:周囲を味方につける『頭の使い方をマスターしよう

今回は、せっかく日々仕事を頑張っているあなたに向けて、正しい努力の仕方を1つご紹介しました。

 

私たち人間は、常にその場に働く「好循環・悪循環のメカニズム」に影響を受けています。

なので、最小限の労力で大きな結果を生むには、周囲を味方につけて、好循環を自ら創り出すことがポイントとなります。

 

では一体、どうやって周囲を味方に付けていけばいいのでしょうか。

 

実は、そのために知識を詰め込む必要もなければ、膨大な時間をかけて苦しい経験をする必要もありません。

 

必要なことは、「普段の頭の使い方を変えること」です。それさえわかれば、世の中のビジネス本で説かれていることが、ほぼ全て理解できてしまいます。

 

状況や相手を選ばずに周囲を味方につける能力(コミュトレではビジネスコミュニケーション能力と呼んでいます)は、究極的には「頭の使い方」でほぼ勝負が決まります。

 

そして、一度使いこなせれば、対上司、対取引先、対チームメンバー、対家族など、ありとあらゆるシーンで応用可能です。

 

なので、以下の記事では、頑張りたいあなたに向けて、そのカギとなる思考法をご紹介します。

併せてご覧ください。

 

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。

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