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人前での緊張は「敵」ではなく「味方」である【”緊張”を正しくとらえよう】

朝見まや

仕事をしていると、「人前で話す」という場面に出会うことがあります。 

朝礼スピーチや会議の司会進行、顧客へのプレゼン…

 


そんなとき、多くの方が課題に感じているのが
「緊張してしまう」ということです。 

人前に立って話そうとすると緊張してしまって思うように話ができないと感じたことはないでしょうか? 

 

実は、多くの人は「緊張しないようにしようと考えることによって、余計に緊張してしまっています 

その結果、話している途中で頭が真っ白になってしまったり、話の内容が支離滅裂になってしまったり、早口になってしまったり…ということが起きるのです。 

 

「緊張」は、人前で自信をもって話せるようになりたいと思ったときに必ずと言っていいほど直面する課題です 


【まだ間に合う】人前で話す直前に見直したい3つのコツの記事では、緊張は性格の問題ではない
とお伝えしました。 


しかし、
それでも緊張してしまうというのが、この記事を読んでいる皆さんの率直な気持ちかもしれません。 

 

そこで今回は、緊張を緩和するための対策の1つとして、そもそも「緊張」をどのように捉えていけばいいのかについてお伝えしていきます。 

緊張に対する正しい考え方・捉え方を知ることによって、「緊張してはいけない」と気負うのではなく、「緊張をコントロールして味方につける」ことを目指していきましょう! 

 

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緊張することは、必ずしも悪いことではない 


多くの方は
、「緊張」=「悪いこと」と考えてしまっています。 

そのため、緊張してしまうことは自分の短所であり、「何とか緊張しないようにしなければ」と考えてしまうことがあります。 

 

しかし、緊張することは、本当に悪いことなのでしょうか。 

 

オリンピックを例に考えてみましょう。 

試合や競技の中で世界記録が生まれるのは、多くの場合、決勝戦であることをご存知でしょうか。 

決勝という舞台での「緊張感」により選手の能力が引き出され、最高のパフォーマンスが発揮されることで、新記録が生まれているからだと考えられています。 

 

また、アメリカのメジャーリーグで偉大な記録を数多く残したイチロー選手もインタビューで次のように答えています。 

 

「重要な場面で『いやぁ意外と緊張しなかったですね』なんて言う奴は一流じゃない。自分の仕事に対してやれる自信がある。その訓練もしてきた。だったら緊張するでしょ。上手くできると信じてるし、上手くやりたいと思うから、そのときほど緊張するでしょ。緊張しないということは自分に期待していないということ。だから、緊張しない人はダメだと思う」 

 

つまり、彼らにとって「緊張」とは、「悪」でも「敵」でもなく「当然するもの」であり、むしろ味方なのです。 

このように、「緊張」はパフォーマンスを高めるうえで欠かせない要素といえます 

 

適度に緊張している方が高いパフォーマンスを発揮できる理由 

では、なぜ緊張状態において、パフォーマンスが上がるのでしょうか。 

 

その答えは、100年以上前に、ある研究によって明らかにされています。 

アメリカ心理学会の会長を務めたこともある心理学者のロバート・ヤーキーズ博士とJ.D.ドットソン博士は、1908年に「緊張しないよりも、適度に緊張状態にある方が高いパフォーマンスを発揮できる」という法則を明らかにしました。 ヤーキーズ・ドットソン法則と呼ばれるこの法則は、生理心理学の基本法則とも言われ、専門家の間でも極めて信憑性の高い法則として知られています。 

 

この法則は、以下のようなマウスを使った心理学実験によって明らかにされました。 

まず、マウスに対し、黒と白の目印を判別するように訓練します。 

そして、マウスが判別を間違えたときは、電気ショックを流してストレスを与え、学習を促します。 

その結果、電気ショックの強さが強まるにつれて、区別の正答率が上昇していきました。 

 

ここまでの結果は、想像に難くないものかもしれません。 

しかし、電気ショックが最適な強さを上回ると、なんと正答率は低下し始めたのです。

 

この結果をグラフで表すと、以下の図のようになります。

 


つまり、この法則は
一定の緊張やプレッシャーはパフォーマンスを上昇させる一方で、強すぎる、もしくは弱すぎるストレスはパフォーマンスを低下させるということを示しています。 

 

適度な緊張が生産性を向上させるというこの法則は、あなた自身の経験を振り返ってみてもうなずけることではないでしょうか。 

 

例えば、仕事するときに、制限時間を設けずに取り組むとついダラダラとやってしまうことがあるかもしれません 

しかし、制限時間を設けて「この時間までに終わらせなければいけない」と緊張感をもつことで、一気に集中力が増したという経験をお持ちの方も多いでしょう。 

 

ここまでの話からも分かるように、私たちが自分自身の能力を発揮しようと思えば思うほど、緊張感はむしろ必要なものといえます。 

だからこそ、過度な緊張感は良くないにせよ、適度な緊張感はむしろ必要なものだと考えてみてはいかがでしょうか。 

 

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まとめ:緊張を正しく捉えて、うまく付き合っていこう 

 いかがでしたでしょうか。 

今回は、緊張に対する正しいとらえ方について解説しました。 

 

緊張は、決してあなたの「敵」ではなく、むしろ「味方」です。人によっては、緊張しがちであることをコンプレックスに感じてしまうかもしれませんが、その必要は全くありません。 緊張を正しく捉えて、うまく付き合っていきましょう! 

 

※別の記事では、「緊張の原因」や「緊張を緩和させるための具体的行動」について解説しております。

 

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是非そちらも併せてご覧いただき、理解を深めていただければと思います 

 

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。

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