2021/05/11

社会人3年目「25歳の壁」から脱却!3か月で急成長する「視座の高め方」

コミュニケーション > 考え方・マインド 冬木しょうこ

「なんとなく、このままだとまずいんじゃないか…」

 

弊社の個別無料コンサルティングで、社会人3年目の方からよく頂くお声です。

 

25歳の壁という言葉をご存知でしょうか。

25歳、いわば社会人3年目前後の時期は、入社前に思い描いていた理想像と現実のギャップに気づきはじめるタイミングです。

 

「同期が生き生きと仕事している様子をみて、自分も頑張っているはずなのになんだか気になってしまう」「まだ転職を考えるほどではないけど、自分に何かが足りていない気がする」「スキルアップするために、何か仕事に役立ちそうな資格を取った方がいいのかな…」 

 

このように、同期と自分を比べて、自分の今後のキャリアに思い悩む方も少なくありません。

 

この「とにかく、成長しなければ!」という焦りから脱却する秘訣は、ズバリ「視座(目線)を高める」こと。

 

視座を高くすると、考える範囲を大きく広げることができます。その結果、自分に何が足りないのか課題が明確になるばかりでなく、発言や思考の精度が格段に高まります。

 

実際、責任者やリーダーとして活躍する人・高収入を得ている人は、おしなべて視座が高い傾向にあります。

 

そこで本記事では、普段の仕事の中で自然と視座が高まる習慣をご紹介します。

 

まずは、3か月だけこの習慣を頑張ってみてください。妙な焦りから脱却し、いつの間にか「なんか、仕事していて楽しい!」とつぶやいていることでしょう。

 

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本当に使える武器は「スキル」ではなく「考え方」にある

 

成長したい・スキルアップしたいと考えた場合、多くの人が真っ先に挙げる選択肢として

 

・英語力を磨く・プログラミングスキルを高める・プレゼン力を磨く・問題解決力を磨く・簿記を取得する・マナー研修を受ける

 

といったものがあります。

 

実際、弊社コミュトレの個別体験会でも「自己成長のためには、英会話スクールに行った方がいいんじゃないか」とおっしゃる方がたまにいます。

 

上記のような資格・スキルは、確かに特定の状況においては必要不可欠なものとなります。

例えば、英語を使用する会社に転職する場合は、仕事を行う大前提として学ぶ必要があるでしょう。

 

とはいえ、「とにかく成長したいけど、何をすればいいか分からない」という段階だと、せっかく努力して資格をとったりスキルアップしたりしても、今の業務の中でどう生かせるかが見えづらいのが本音ではないでしょうか。

 

実は、今後どのようなスキル・資格を磨くにしても、必ず武器になるものがあります。

 

それが「考え方」です。

 

ここでいう「考え方」とは「視座(目線の高さ)」を指します。

 

考え方は、スキルの土台にあるもの

考え方(視座)は、あらゆる専門スキルの土台に位置しています。

というのも、考え方を誤ると、スキルを十分に発揮しきれないからです。

 

例えば、ある製品の売上を考えるとしたら、以下の式が考えられるでしょう。

(もちろん、売上を表す式は他にも考えられます。あくまでも1つの見方としてとらえてください)

 

売上=『製品認知度』×『契約率』×『顧客満足度(リピート率)』 

 

このうち、『製品認知度』は主に広報・マーケティング部門、『契約率』は営業部門、『顧客満足度』は設計開発部門が担当することが多いでしょう。

各部門が全てかみ合うことによって、『売上』という組織全体にとっての成果が生まれます。

 

営業マンが売上アップを考えるとき、どうしても契約率だけをみて「営業力を伸ばそう」と思いがちです。

 

しかし、さらに1つ視座が高い人は「どうしたら製品の認知度を高めていけるか?」「どうすれば、製品の顧客満足度が高まるか?」までを考えます。

 

このように、問題解決という行動1つとっても、視座によって問題の定義が異なってきます。

 

そして、問題の定義を誤れば、正しく解決をすることはできません。

 

もし仮に、契約率が問題であれば、営業力は大きな力になります。しかし、本当は顧客満足度に問題があるにもかかわらず、契約率だけをみて営業力ばかり強化しても、売上という最終ゴールには行き着きませんよね。

 

このように、個別のスキルや資格は、ひとつひとつの状況に対応するために必須のスキルです。しかし、「どの資格・スキルをどんな文脈で使うのがベストなのか?」といった判断の仕方まではほとんど教えてくれません。

 

だからこそ、「今、何をすることが一番大事なのか」を正しく判断するためには、土台として「視座の高さ」が決定的に重要となります。

 

責任ある仕事を任せられはじめる社会人3年目だからこそ、どんな仕事でも高い結果を出せる土台を盤石に固めておくと、めきめきと成長を実感できるはずです。

 

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「全体最適の視点」をもつと、見える世界が変わる

「それなりに頑張っているのに、上司やお客さん、周りの反応があまり芳しくしない」

このように感じるなら、もしかすると視座が狭まり、余裕をなくしているのかもしれません。

 

このように、特定の立場だけで考えることを「部分最適」といいます。部分最適の視点に陥ってしまうと、視座が下がって思考の範囲が狭まってしまいます。

 

そのため、仕事で相手に納得してもらうためには、より全体的な視点で物事をとらえることが必要になってきます。

 

ワンランク上の視点で物事を俯瞰する「全体最適」の視点を持つことで、日々の業務がよりうまくいくようになります。その結果、自分の頑張りが結果に直結するようになり、より一層やりがいを持てるようになります。

 

上司とのギャップを痛感した「全体最適の視点」の例

私自身、全体最適の視点をもつことを痛烈に実感しています。

 

そして、全体最適の視点をもつことこそ、視座を上げることに他なりません。

 

以前私が、集客施策として「連休期間を利用した短期スキルアップ講座をやってはどうか」とマーケティング本部長に提案したときのことです。

 

「自分の経験上、まとまった時間があったほうが受講しようという気になる」「他社も同じようにやっている」という理由で提案したのですが、本部長は「方向性はいいけど、もう少し検討が必要だね」と渋い反応を示しました。

 

なぜなのか。全体最適の視点が抜け落ちていたからです。

 

「そもそもの狙いって何?今の部全体の動きと合致していて、他チームと重複しないものだったらいいけど。ただ、別で動いている施策と重複しそうな印象があるよね」「仮に実施したとして、講座価格はどうする?有料となると、契約周りの話が絡んでくるから、契約規定の作成と社長の決済が必要になってくるよね。そのあたりはどう考えてる?」「他社は確かにスキルアップ講座をやっているけど、うちとは前提が違うからね。施策の狙いもまだ見えないし。安直に真似するのは危険じゃないかな」

 

と厳しく突っ込まれて、何も言い返せなかったことがあります。

(今思い返しても、悔しい思い出です…)

 

私は自分の経験と立場という部分最適で考えていましたが、本部長は「部全体の動き」「他チームの動き」「社長の視点」といった、より広い視点で検討していました。

 

この視座の差こそがまさに上司と部下を分ける差、もっといえば「仕事が出来る人」と「いまひとつの人」の違いなのではないでしょうか。

 

・自分は「これなら絶対に顧客に喜ばれる!」と自信をもって提案した企画も、上司から見ると、「効率が悪い」「費用対効果が悪い」「優先度が低い」と感じる・自分は「このように業務改善した方が良い」と強く感じるアイデアでも、上司から見ると「自分を棚に上げて、周囲に要求ばかりしている」「別の人に負担を強いることになる」と感じる

 

このようなコミュニケーションミスは、仕事をしていてよくあること。

 

そこで、部下が「全体最適の視点」をもつことによって上司と同じ目線に立てば、コミュニケーションはよりスムーズに運ぶようになります。

 

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日常でできる!視座を高める方法

さて、ここまで読んで「視座を高めるって大事なんだな」と感じたことでしょう。

 

とはいえ、全体最適の視点と言われても、具体的にどうやって獲得していくのか、少しピンとこないところもあるかもしれませんね。

 

実は、視座を高めることは、それほど難しいことではありません。

 

ポイントは以下の3つです。

 

①役職者の責任範囲を理解する②上位役職者が重視する「数字」に触れる③上司の目線に立ったコミュニケーションを行う

 

以下、順に見ていきましょう。

 

【視座を高める方法①】役職者の責任範囲を理解する 

一口に「全体最適の視点」と言っても、どこまでを「全体」とみなすのでしょうか。

 

「全体」の大きさを決めるものは、範囲です。

 

つまり、どこまでを範囲内とするかによって、見るべき全体の大きさが変わります。

 

そのため、視座を高める第一歩は「上位役職者の責任範囲を理解する」ことなのです。

 

ここでいう責任範囲とは「関わる人数の規模」×「考える時間軸の長さ」で表されます(図1)。

図1:役職ごとの責任範囲

役職の名称は組織ごとに異なります。両者の間に優劣の差は存在しませんが、果たすべき責任や役割の差は存在します。

 

一般的に、上位の役職は「多くの関係者に対して、ビジョンや戦略といった抽象度の高いレベルの情報を取り扱い、部下に進むべき方向を指し示すことが求められる傾向があります。

 

一方で下位の役職は、顧客や同僚など限られた関係者に対して、具体的なサポートを行うことで個々の問題を解決することが求められるでしょう。

 

もちろん、業種や組織によって責任範囲は多少変わるので、上記の内容はあくまでも一般論です。

 

しかし、階層が上がるごとに関わる人数の規模が拡大し、考える時間軸が長くなっていく傾向は変わりません。

 

視座を高めるときは、上記の図を参考に「上司は誰と普段関わっているのか?」「上司は、どの時間軸をみて仕事しているのか?」をまずは考えてみましょう。

 

そうすることで、自分自身がより成長するための課題が明確になっていきます。

 

 

【視座を高める方法②】上位役職者が重視する「数字」に触れる

あなたの上司は、戦略立案・監督を行う立場であることが多いでしょう。そのような全体最適の視点をもつ人は、必ず「数字(データ)」を押さえています。

 

よく「ファクトベースで考えよ」と言われませんか。このファクトとは、第一に「数字」を指します。数字は、感情論抜きに現状を正しく把握するうえで欠かせません。

 

だからこそ、数字を理解してはじめて、上位役職者と同じ目線でものを考えることができます。

 

役職者ごとに見るべき数字は、一般論でいえば以下のようになります。

立場 目的 見たい数字
社長 会社の経営状況を把握するため  

財務諸表

 

部門長 部全体の業績や生産性・目標達成度合を把握するため 部全体の売上(利益率・コスト含む)

業績の年間推移

部のKPIとのギャップ

チームリーダー チーム全体の業績や生産性・目標達成度合・個々のメンバーの成長度合いを把握するため 部全体の売上(利益率・コスト含む)

業績の年間推移

部のKPIとのギャップ

各個人の生産性

 

もちろん、どの数字が必要となるのかは、その組織によって多少変わります。上記の表はあくまでも一般論です。

 

普段から、その上司が重要視している数字に、出来る限りあなたも触れていきましょう。

 

【視座を高める方法③】上司の目線に立ったコミュニケーションをとる

最後は、上司の立場に立ったコミュニケーションをとることです。

 

弊社の個別無料コンサルティングで、社会人3年目の方からよくいただくお声が「1~2年目のときは上司の丁寧なフォローがあったが、3年目からは自分で主体的に動くことが求められている」というもの。

 

社会人3年目は、もう一通り業務を覚えたとみなされる年次です。そのため、上司から自立して、主体的に周りを巻き込みながら問題解決することが求められてきます。

 

だからこそ、あなたが感じている焦りは、おそらく「上司からの期待に、この先も答え続けられるのか」というところもあるのではないでしょうか。

 

先に説明したように、上位役職者の責任範囲を理解し、その範囲内で重要視されている数字を普段から見ていれば、同じ問題意識をもてるようになってきます。

 

しかし、普段のコミュニケーションにおいて、自分の言動の意図が上司に正しく伝わっていなければ、「そんなはずじゃなかったのに」という反応をされることも。

 

上司部下間の信頼関係構築において重要なのは、成果もさることながら、まずは普段のコミュニケーションでいかに上司を安心させることができるかどうかです。

 

そのため、ここではコミュニケーションの代表例である「報告・連絡・相談」について、それぞれのポイントを押さえていきましょう。

 

報告上手のポイント5つ

報告とは、指示された仕事の経過や結果を上司に知らせることです。

普段上司とのコミュニケーションにおいて、最も頻繁に行うものではないでしょうか。

 

部下の仕事の責任は上司にあります。なので、上司は部下の仕事の進捗状況によって、仕事の進め方を変更する可能性があります。

 

なので、報告は「任意」ではなく「義務」、つまり「やらなければならない」ことですよね。

 

しかし、報告の上手さ一つによって、上司が「やるな」と感心することもあれば、「え、なんで分かってないの…?」と不安にさせることも。

 

そこで、報告上手の部下が押さえているポイントを確認していきましょう。

①結論を言う前に、話のテーマを共有する②「今話しかけてOKか」を上司に確認する③事実と感情を区別する④結論から言う⑤全体像から伝える

 

詳しくは、こちらをご覧ください♪

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連絡上手のポイント3つ

連絡は、情報を知らせることを言います。報告や相談と違って、自分の意見・憶測は入りません。

 

立場が上がるごとに、他人と連携する機会は増えるもの。そのたびに、分かりやすい業務連絡が求められるでしょう。

 

そこで、連絡上手のポイントを押さえましょう。

 

①情報を要約する②話をアウトライン化する③相手が必要としている場合は補足情報を入れる

 

詳しくは、こちらをご覧ください♪

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相談上手のポイント5つ

相談は、自分の問題解決に必要な助けを上司から引き出すためのコミュニケーション。

 

上手に相談できれば、仕事の難易度が上がり責任が重くなっても、1人で抱え込むことがなくなります。

 

仕事をより効率よく進めたいあなたにとって、必須スキルといえますね。

 

実際、上司から見ても、積極的に相談にきてくれる部下は「指示した仕事に真摯に向き合っている」と好感がもてますし、「こんなに頑張っているのなら」とアドバイスをしたり次の仕事の機会を与えたりするでしょう。

 

以下、ポイントです。

 

①相談の許可は取れているか②現状をわかりやすく伝えているか③自分の考えを述べているか④上司に何をしてほしいのかを伝えているか⑤お礼を伝えているか

 

詳しくは、こちらをご覧ください♪

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まとめ:25歳の壁は、視座を高めることで乗り超えられる

今回は、同期と自分を比べて、自分の今後のキャリアに思い悩む社会人3年目のあなたに向けて、焦りから脱却する方法をお伝えしました。

 

成長するために、取得した方がいい資格や、高めたいスキルは多々あります。しかし、それら資格・スキルの土台となるのが「視座の高さ」。

言い換えれば、「全体最適の視点」を養うことです。

 

上位役職者と同じ目線で物事をみることができるようになるので、あなたの思考も発言も格段に骨太なものになります。

 

そのために、普段から以下の3つのポイントを習慣化していきましょう。

 

①役職者の責任範囲を理解する②上位役職者が重視する「数字」に触れる③上司の目線に立ったコミュニケーションを行う

 

社会人の早い段階でモノにすれば、高い成果を上げ続けることができます。

その結果、出世や昇給という嬉しい結果にもつながるでしょう。

 

ぜひ視座の高さを武器に、これからのキャリアを謳歌していってくださいね!

 

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