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説得力のある人がやっている話し方の工夫

コミュトレ編集部

説得力を身につけたい」というご相談は、ほぼ毎日のようにいただきます。

 

一生懸命考えたつもりなのに、話すと結局いつもツッコまれてしまうんです(泣)だから意見を言うときもつい緊張しちゃって…。なにか上手く話すコツというか、もっと説得力を高めるコツってありますかね?」

っていうようなお話ですね。

 

一方で、職場にこんな人っていません?
「なんでそんな的確な質問が出るんですか?」
「なんでそんなに鋭い意見が出るんですか?」
と思いたくなる、いわゆる聞き手がうなるような発言をする人が。

 

もはや、センスが良いとか頭の回転が速い、くらいしか説明がつかなさそうな人が。

 

こういう同僚に出会うたびに、私はさすがだなと尊敬する反面、めちゃくちゃ悔しかったんです。

(特に相手が自分より年下の場合は!)

 

自分だってそれなりに情熱をもって考えているつもりなのに、彼らは涼しい顔をして超えてくるわけです。

 

でも、どうすれば追いつけるのかわからない。しまいには、彼らと張り合って1人相撲している自分が情けなくなってくる…。

 

そういう経験を繰り返すうちに、いつしか「自分は人よりも頭が悪いんじゃないか」という謎のコンプレックスを抱くようになりました。

 

しかし、本業であるコミュニケーションについての勉強を深め、さまざまな受講生の成果報告を聞くうちに、「なーんだ、説得力がある人ってここを押さえていたんだ!」ということがわかってきました。

 

そこで今回は説得力のある人がやっている話し方の工夫についてお伝えします。ぜひ、自分の意見に自信がもてない方にこそ読んでもらいたいなと。

 

説得力の具体的な上げ方については、また別の記事でお伝えしますね。

前提として、「説得力=話し方+話す中身」としたときに、今回の記事では「話す中身」に焦点を当てていきます。話し方については別の記事で取り上げます。

 

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説得力のある人の話し方①:事実に基づいている

主張の説得力を高める最重要な要素は、ズバリ事実です。
主張の構成要素は、大きく「結論(~すべきである、など)」と「根拠」に分かれます。

 

私たちが何かの主張を聴いて「なるほど」と感じるとき、実は結論そのものに納得しているわけではありません。そうではなく、その結論に至った筋道、つまり根拠になっている「事実」に鋭さを感じるのです。

 

例を挙げましょう。

コミュトレスタッフはよく「顧客満足度を上げるための作戦会議」を開きます。

 

そこで、以下のような発言をしたらどうでしょうか。
「学習意欲を高めるためには、受講生に成果報告してもらう場を定期的に設けるべきだと思います。なぜならば、具体的な実践事例を知ることで、自分に生かすためのヒントを得られると思うからです。」

 

下線部は一見もっともらしく表現されていますが、事実ではなく全てその人の推測です。なので、結論が正しいかどうかの判断ができません。つまり、言っても言わなくても大差ない。厳しいことを言えば、情報としての価値はゼロです。

 

こうなると「ほんとに?それはあなたの思い込みじゃないの?」と言われてもグウの音も出ません。

 

では、同じ結論を、このように根拠を付けて話したらいかがでしょうか?
「学習意欲を高めるためには、受講生に成果報告してもらう場を定期的に設けるべきだと思います。なぜならば、成長を実感している受講生A氏にその理由を聞いたところ、他の人の活用事例を積極的に聞くことでヒントを得られた、と話していたからです。なので、今回はその声を取り入れてみました。

 

実行したら本当に結論通りになるかどうかは別として、後者のほうが「事実に基づいて考えている」と感じませんでしたか。

 

「あー、確かにそういう事実ってあるよね。」「へえー、そんな事実があったんだ。知らなかった!」という心の声。

 

これがズバリ、「なんか説得力ある」という印象の正体です!!なので、説得力のある人の話し方は、事実をもとにして話しているという特徴がみられます。

 

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説得力のある人の話し方②:多角的視点で語っている

説得力のある人がやっているもう一つの工夫は、多角的視点で語るということ。

 

先ほどの、「事実に基づいて発言する手法」の最大の弱点って、なんだかわかりますか。

 

そう、偏った事実を取り上げてしまうことなんです。

 

先に出た「学習意欲を上げる施策」の例をもう一度見てみましょう。

「学習意欲を高めるためには、受講生に成果報告してもらう場を定期的に設けるべきだと思います。なぜならば、成長を実感している受講生A氏にその理由を聞いたところ、他の人の活用事例を積極的に聞くことでヒントを得られた、と話していたからです。なので、今回はその声を取り入れてみました。

 

この主張に反論すると、こんな感じになるかと思います。
・そもそも、その受講生が「勉強に自信がある(特別な)人」だったのでは?・そもそも、その受講生が聞いた活用事例が、たまたまその人の業種と似ていたからじゃないの?・そもそも、その受講生同士がたまたま仲良かったから、素直にやってみようと思えただけじゃないの?

 

さあ、どうでしょうか。

 

今回の例のように事実が1つだけだと、
「その事実がそもそも特殊なケースだとしたら、再現性が低いのでは?」
「他の事実の方が、実はもっと影響が大きいのでは?」
というツッコミによって、いとも簡単に論破されてしまいがちです。

 

一方、以下のように複数の観点から事実を並べたらどうでしょうか。
「学習意欲を高めるためには、受講生に成果報告してもらう場を定期的に設けるべきだと思います。なぜならば、1.【受講生の経験という観点】
成長を実感している受講生A氏にその理由を聞いたところ、他の人の活用事例を積極的に聞くことでヒントを得られた、と話していたからです。
2.【自分自身の経験という観点】
私自身も朝礼スピーチで、仕事での成功経験を同僚が話しているのを聞くと、自分も頑張ろうと思えてきます。
3.【人間の習性という観点】
しかも、人間には「自分で話した言葉が自分自身に作用する」という習性があります。実際、友人に悩みを打ち明けているうちにだんだん頭が整理されてきて、解決方法が思い浮かんだりしますよね。なので、自分の成功経験を話すことでより気づきを得られるかと思います。

 

このように、2つ以上の異なる観点から事実を並べられると、「特殊な事例では?」「他の要因を見落としているのでは?」というツッコミにめちゃくちゃ強くなります。

 

これが、多角的な視点で話すということ。

 

逆を言えば、2つ3つの観点から事実を並べてしまえば、それだけでどんな結論であれ説得力があるように聞こえてきます。つまり、説得力の有無は、センスや頭の回転の速さよりも、むしろ情報量の差によって決まっているのです。

 

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まとめ:説得力のある人の話し方を真似よう

今回の記事を通して一番お伝えしたかったのは、「説得力のある人は、必ずしも特別なセンスや才能をもっているわけではない」ということ。

 

話の中身だけに限定すれば、説得力とはズバリ「多角的な観点からの事実によって、結論が導かれているか」どうかにかかっています。

 

つまり、決して一部の人が先天的にもつ頭の良し悪しやセンスの問題ではないので、決してあきらめてほしくないと思います。

 

では、どのような心掛けや方法によって、多角的な観点から事実を集めるか?
それはこちらの記事でお伝えします^^

 

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1967年 東京都出身。 東京工科大学機械制御工学科在学中に、輸入商社のスタートアップに参加。 1996年 株式会社コミュニティネット入社。営業所長として、PCソフト及びBTOパソコンの販売、ISP、IP電話代理店など、新規事業を立ち上げる。 1999年 「日本を元気にする会社を創りたい」と株式会社アイソルートを設立(eラーニング製品の開発)。専務取締役として営業、開発、財務の各責任者を歴任。 2004年 同社代表取締役に就任。以降19年間連続黒字と最高売上高更新中。 2007年 新宿区優良企業表彰「経営革新賞」受賞。 2012年 日経トップリーダー「本当に強い中小企業ランキング」全国総合14位、IT業界2位に選出。

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